SDH会員限定個別自宅電磁波環境観測プロジェクトについて


当会が現在進めている観測プロジェクトについて説明します。

[プロジェクト実施の目的]
このプロジェクトは、SDH技術部が、加害方法についての研究の一環として、実態調査の目的で全国的な規模で行うものです。

[プロジェクトの概要]
会員から収集した被害内容を吟味した結果、可能性の高い電灯線からの低周波電気信号と、主に屋外で受ける被害である高周波電磁波の両方について、当会で開発した専用測定機器類により会員個々の環境において観測をおこないます。
機材は会で用意した計測機器セットを使用、会員宅内外にて観測します。
観測期間は1人あたりおよそ10日間です。

[大まかな結果(中間結果)]
観測開始より3か月ほどでおよそ20か所の観測データが得られています。
データの内容として全国的にほぼ同様の内容が確認されていることから、加害方法が共通である可能性が高いと考えられます。

[部外者の評価]
公共の研究施設の研究技術担当者と収集データについて協議したところ、「一般に知られている通信ではないこと(波形が既知のものではない)」「通信の目的などの意図が不明であること」などから、データ内容については即座に説明できるものではないという意見が得られています。

[今後の展開]
会員宅での観測データのさらなる積み上げと、機材の改良研究を進めていきます。
得られた観測データに関する情報の解析・分析のため、大学や研究所などの研究機関、関与する企業や役所などに接触~情報収集を進めていきます。

[当プロジェクトへの参加の方法]
当プロジェクトはSDH会員を対象としており、本人の希望により自宅での観測をおこないます。