デモ申請マニュアル(2)


◎デモ実行委員会ミーティングでの議題

(1)デモのテーマ、主張内容を決める
(2)デモ開催日&開催地の選定
(3)現場責任者、各実行委員の役職を選任(自薦、他薦問わず)
(4)コーラーの選任、コーラー文のルール決め、読み合わせ等
(5)デモ当日に使用する備品(拡声器、登り旗、プラカード等)のリスト作成
(6)デモ当日のトラブル対策について(妨害者、急病人対策など)
(7)デモにゲスト(保守系著名人・ジャーナリストなど)を招くか否か
(8)懇親会の有無、懇親会場の選定、幹事を誰が担当するかについて
(9)デモの宣伝方法、宣伝期間、宣伝内容などを決める
(10)マイルストーン設定(警視庁とのデモ交渉→公園占有申請→デモ本申請までの日程の流れを決めて、それを履行する)

※ミーティング後、話し合いで決まった内容を事細かく議事録に記し、次回以降のミーティングで生かせるようにする。
※なるべく出費が掛らないようにデモ企画を進める。金銭的負担が大きい豪華なデモより、シンプルなデモを継続的に開催すべき。
  デモ実行委員が少人数だったら、わざわざ公共施設を借りなくても、ファミレスやカラオケボックスで十分ミーティングできます。
  メーリングリストやSkype、チャットなどを活用して、ネット上でミーティングするのも経費節約に繋がってグッドです!
※役職、備品リストなどが決まったら、スプレッドシートを作成して随時記入、それを実行委員全員で共有すると便利です!
  Googleスプレッドシート https://docs.google.com/spreadsheets/u/0/
※実行委員同士で大容量のファイル(動画、画像など)を遣り取りする場合、大容量アップローダーを利用すると便利です!
ギガファイル便 http://gigafile.nu/
※デモ開催前の時期に、宣伝も兼ねて街宣・チラシ配り・ポスティング活動などをやると、より高い周知効果が見込める!
※デモ当日、運営スタッフ全員に腕章を付けてもらい、また参加者にはリボンなどを配って付けてもらうと、部外者と判別しやすくなる。
※コーラー文はシュプレッヒコールを多目にした方が良い。長々と説明文を読んでも、沿道の聴衆はほとんど聞いてくれない。
※コーラー文を作成する際は、ヘイトスピーチ表現に十分気を付ける。例えば特定民族・宗教団体・政党などを批判する際は
「その一部がやっている」という風にワンクッション置いた表現を使う。もし名誉棄損で訴えられた場合、現場責任者に害が及びます!
※デモ行進時、もしコーラー時間が余るようなら重点シュプレッヒコール(参加者全員でシュプレッヒコールを連呼)区域を設けると良い。
※デモ行進時、英語が得意な方に小型拡声器を持ってもらい、沿道に外国人が通ったら英語でスピーチしてもらうと良い。
※デモ中のトラブル対策について。妨害者が絡んで来た場合、近くのスタッフが注意、証拠動画撮影、警察への引き渡しなどを行う。
渋谷デモ2015では参加者の個人撮影行為を禁止にしましたが、撮影自由にした方が返ってトラブル発生時に証拠撮影してくれる人が増えて安全だと思います。もし妨害者が潜り込んで盗撮動画を違法アップした場合も、撮影者はすぐ特定できますし。
※デモ中の急病人対策について。急に体調が悪くなった参加者は速やかにデモ隊列から外れてもらって、沿道で休んでもらう。
その際、デモ隊を警備している警察官は対応してくれない(現場を離れられない)ので、運営スタッフが一人外れて急病人に付き添ってあげる。その後、必要に応じて最寄駅まで徒歩かタクシーで送る、救急車を呼ぶなど適切な処置を行いましょう。
※デモ中や懇親会での宗教・思想・政治団体への勧誘行為を禁止する。この点を参加者に事前注意しておかないと、他宗教の信者がデモに潜り込んで、長々と勧誘話を始めるなどの迷惑行為をする恐れがある。
※懇親会参加者はデモ出発前に必ず点呼を取り、飛び入り参加を禁ずる。(お店の予約の都合上と、妨害者の潜り込み対策)
個人的にはデモは自由参加制にして、懇親会のみ事前登録制にした方が、幹事の負担が減って良いのではないかと思います。
※デモを雨天決行する場合、傘より雨ガッパを着た方が動きやすくて便利です。100円ショップで1個100円(税別)で買えます。
コーラー文は雨に濡れるとインクが滲んで読めなくなるため、クリアファイルに入れるか、傘持ち係を付けるなどの対策が必要です。
※デモ開催時間を夕刻~夜間に設定した場合、サイリウム(化学薬品反応で光る使い捨てライト)を参加者に配って持ってもらうと
周知効果が上がります。サイリウムは100円ショップで1個100円(税別)で買えます。横断幕などのライトアップ対策も必要です。
※デモ実行委員各位、デモを成功させるために常に和を保ち、大人の対応を心掛け、一致団結して企画進行するように努める事!
それが難しいようなら、デモ実行委員会は少数精鋭で組織し、デモ当日のみお手伝いスタッフを募る形式にした方が建設的です。

◆役職一覧:現場責任者(前中後列に1人ずついると理想的)、デモ出発前の説明担当者、コーラー係、拡声器持ち係、タイムキーパー係、撮影班、伝令班、トラブル対策班、懇親会幹事・案内・集金係、備品運搬・郵送係、ネット宣伝係、等。

◆備品リスト(渋谷デモ時):拡声器3台(無線式1台、有線式2台)、横断幕1枚、登り旗&ポール10組、プラカード10枚、コーラー文や懇親会出欠リストを挟むクリップボード、懇親会費を入れるポーチ、ペン、タイムキーパー用のストップウォッチ、等。
横断幕は2m以上の長さだと沿道からはみ出してしまうため、前面では使えません。(警察からダメ出しされます)側面ならOK!

☆印刷通販・プリントパック(チラシ制作に便利です)
  http://www.printpac.co.jp/
☆のぼりマーケット(登り旗の制作に便利です)
  http://www.nobori-market.net/
  http://www.nobori-market.net/data/index.html
☆ポケットティッシュ販売・あどまる(宣伝用ポケットティッシュの制作に便利です)
  http://www.adomaru.com/